title ミチシルベの示すまま(NO.42)

いやはや、物語とはまったく、読んでいて興味が尽きない
必ず何かしら、章を追うごとに道しるべが現れ、最後にそれが一つの形を創り出すのだ
しかし、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものである
道しるべは確かにそこにある、しかし事が迷宮入りするも珍しきにあらずが此の世
行き止まりと思ったら恐がらずに後ろを振り向け、もと居たところまで戻れ
そう、前を見るもよいが、脇に抱えた地図を解読するもまた道探しなり
さて次に見つけた道が導くは悲劇の壇上か、はたまた至福の園か…