嗚呼、久しぶり(但:文芸原稿の使い回し)

title 文芸原稿 お題「昼」(NO.38)
*本作に関しては3部構成となっています。(作者註)

  VSS_01-noon title:Lunch Time Wars

其処はまさしく戦場であった
人は群れを為して隊列を作り、整然と・雑然と「城門」を攻め続ける
各々「兵士」達は「戦果」を手に、後衛の自陣へと戻る
時を気にする者、「戦友」と語り合う者、友の帰還を待つ者・・
それは時を知らせる鐘の音が聞こえるまで毎日、途絶えることはない


  VSS_02-nonn title:第15次唐揚げ戦役

戦場は何も、食堂に限った事では、決してないのだ
「戦果」在る所には必ず「軍人」と「策士」が存在するわけで
『この唐揚げ、もーらいっ!』
今日も宣戦布告を受けた訳である


  VSS_03-noon title:the mathematics beach

食物消化による脳内血液循環力の低下における倦怠及び催眠効果
軟らかな太陽光及び湿度60%前後の微風等によりその効果は倍増する
要するにだ、食後に5限数学とくればそれは昼寝時間にとって変わり、
誰も見ていない黒板に次々へと数・文字が表記され・・消されていく
まるで一波が上陸するが如く、それは記憶にも記録にも残らぬままに