またかよ… あと、季語の話

どうも、眠れなくて気づいたら雀が鳴く時間帯になってましたAkaganeです。で、ゼミの時間に寝ちまうんだろ、きっとorz
陰暦7月は皆さんお分かりの通り文月と申しまして、暦のうえで7月はもう秋なんですねぇ…。現代日本の7月なんて、まだまだ序の口これからだのに。


季語というのは面白いもので、現代人が字面から想像するものとは意味の異なる場合があります。たとえば、芭蕉のこの句。

五月雨を あつめて早し 最上川

ちょっぴり漢字とかの表記に自信が有りません(間違ってたら指摘お願いします)が、この句の季語は何でしょうか?そうです、「五月雨」です。
五月の雨と書くと、現代人の感覚としては入梅前の雨を思い浮かべがちですが、これは陽暦ではなく陰暦のお話。陰暦でいうところの五月、すなわち皐月は梅雨なのです。ですからこの句は、梅雨の雨で増水した最上川を詠っています。「五月晴れ」も同じで、これは新緑映える「陽暦」五月の晴れではなく「陰暦」五月、梅雨の合間に覗いた貴重な晴れ間のことを指した季語なのです。他にも探せばもっとあるかもしれませんね。